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「鶴岡シルク」ブランド化 市が名物応援宣言

 鶴岡市は26日、養蚕から絹織物の製品化までを地域内で一貫して手掛ける「鶴岡シルク」のブランド化を目指し、改正地域資源法に基づく「ふるさと名物応援宣言」を行った。山形県内の自治体では初めて。
 鶴岡シルクは明治時代初期、戊辰戦争に敗れた庄内藩士たちが刀をくわに替えて原生林を開墾し、養蚕事業に乗り出したのが始まり。現在も絹産地としては国内最北端で、国内で唯一、地域内に一貫製造工程が残る。
 市は「シルクタウン・プロジェクト」と銘打ち、2009年度から養蚕や絹織産業の保存、伝承に取り組む。子どもたちの蚕の飼育体験や、高校生による絹布を使ったドレスのファッションショーを開催。絹織産業発祥地とされる国指定史跡の松ケ岡開墾場の保全や観光活用、鶴岡織物工業協同組合と連携した一貫製造工程の維持などに当たる。
 ふるさと名物応援宣言は中小企業庁が昨年8月に始めた事業で、地域資源を活用した商品、サービスのブランド化に取り組む市町村を支援する。宣言すると、国の補助金や人材育成研修を優先的に受けられる。
 鶴岡市の宣言は「伝統と革新を紡ぐ『鶴岡シルク』とシルクタウン・プロジェクト」と題し、26日に市のホームページに掲載された。榎本政規市長は「貴重な絹産業の歴史遺産を後世に伝え、地域の魅力を発信したい」との談話を出した。


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2016年02月27日土曜日


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