広域のニュース

<1票格差>東北4県各1減 衆院小選挙区

 2015年国勢調査の速報値に基づき、東北の衆院小選挙区定数をアダムズ方式で試算すると、青森、岩手、宮城、福島で各1減となった。議員定数削減と1票の格差是正は避けて通れないとはいえ、政界関係者には戸惑いとやるせなさが広がった。
 衆院の現行295選挙区のうち、人口が最少の宮城5区。最多の東京1区との1票の格差は2.334倍に達し、東京、神奈川の約20選挙区で2倍を超えた。14年衆院選で行われた0増5減でも4、6区が絡む区割り変更があった。アダムズ方式が導入されれば4〜6区を二つに再編する議論は必至とみられる。
 宮城5区選出の安住淳民主党県連代表は「被災地や過疎地にこそ政治の光を当てるべきなのに、減らすことには疑問もある。人口だけで配分していいのか国民的議論が必要だ」と話す。党はアダムズ方式に全面的に賛成しており、苦しい心境を吐露する。
 これに対し自民党の0増6減案では宮城、福島が対象から外れる。それでも宮城4区選出の伊藤信太郎自民党県連会長は「宮城は少なくとも区割り見直しが必要な状況だ」と述べ、現状維持は許されないとの認識を示した。
 青森、岩手はどちらの案でも1減を迫られる。
 岩手4選挙区のうち、有権者が最も少ない3区選出の黄川田徹民主党県連代表は「党は身を切る改革を国民に約束している。その場しのぎの区割り見直しに終わらせず、地方の声を反映させる新たな仕組みづくりが求められる」と語る。
 自民が全4選挙区を独占する青森。成田一憲自民党県連筆頭副会長は「定数が減ると地域の声が国政に届かなくなる。人口が多い首都圏の定数増は考え直してほしい」と話した。


関連ページ: 広域 政治・行政

2016年02月27日土曜日


先頭に戻る