山形のニュース

被災地の課題報告 集団災害医学学会始まる

 日本集団災害医学学会の総会が27日、山形市の山形ビッグウイングで3日間の日程で始まった。東日本大震災被災地の医療の現状や課題、南海トラフ地震やテロへの備えについて話し合う。震災後、東北開催は初めて。
 初日は宮城県の被災地からは4人の医師が課題などを報告した。気仙沼市立病院の成田徳雄医師は震災後に流行した肺炎の対策を説明。介護施設に医師を派遣し口腔(こうくう)ケアなどを重ねた結果、施設から病院に運ばれてくる患者の死亡率が低下したという。
 宮城県南三陸町では全医療機関が壊滅的な被害を受けた。南三陸病院の西沢匡史副院長は「地域医療に取り組む病院と行政、介護の関係者が、顔が見える仲だったことが早い復興につながった」と話し、普段から人的ネットワークを構築しておく大切さを強調した。
 同学会は1995年、阪神大震災をきっかけに、災害時の救急医療体制や患者搬送システムの向上を目的に発足した。


2016年02月28日日曜日


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