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<白神山地>ニホンジカ試験捕獲へ

ニホンジカの試験捕獲方針を決めた科学委の会合

 白神山地世界遺産地域科学委員会(委員長・中静透東北大大学院教授)は、遺産地域に侵入し、生態系への悪影響が懸念されるニホンジカの詳しい生態を調べるため、2016度中に試験的な捕獲の実施を決めた。

 秋田市内であった科学委には委員7人のほか、東北森林管理局、東北地方環境事務所、青森、秋田両県の担当者らが出席。ニホンジカが人里に近づく11月〜翌年3月の一定期間、青森、秋田両県で各1カ所わなを設置することを行政機関側が提案した。
 委員側は捕獲を基本的に了承したが、「取り逃がせば一層捕まえにくくなる」として猟師による追跡捕獲が望ましいとする指摘や、「数が少ないうちに早急に捕殺すべきだ」といった意見が出た。
 同山地周辺ではニホンジカの目撃や撮影例が相次ぎ、昨年10月には青森県西目屋村の遺産地域内への侵入を確認した。繁殖により貴重なブナ林の食害が心配されている。具体的な捕獲方法は今夏に予定する次回科学委で詳細を固める。


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2016年02月28日日曜日


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