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<防潮堤>仙台湾南部海岸95%完成へ

東北地方整備局が工事を進めている防潮堤=山元町の上空から

 東日本大震災後、七北田川河口(仙台市)−磯浜漁港(宮城県山元町)の仙台湾南部海岸で、国土交通省東北地方整備局が建設を進めてきた防潮堤約29キロのうち、95%に当たる約27キロが震災から5年を経る3月末までに完成する。残り2キロも2016年度末までに完成する見通しが立ち、整備局と県は3月5日、仙台市若林区荒浜で完成式典を行う。
 仙台湾南部海岸で計画されている防潮堤の総延長は46キロに及び、整備局のほかに農林水産省、水産庁、県が工事に当たっている。工事は18年3月末までに全て完了する見通し。
 整備局は震災で損壊した既存の防潮堤の応急復旧工事を経て、12年1月に今回の本格復旧工事を始めた。管理する海岸12キロに加え、県管理の17キロを代行。防潮堤は高さ海抜7.2メートルで、盛り土にコンクリートブロックを貼る台形型でそろえた。整備規模は震災前の防潮堤をしのぎ、既存分の機能もカバーする。
 整備局分の総事業費は770億円。防潮堤の整備効果について、整備局は「東日本大震災級の津波襲来では浸水面積が半減し、避難時間が5分延びる」と試算する。
 代行区間は4月以降、県が管理を担う。整備局が岩沼市相の釜地区の防潮堤に土を盛って植樹した「緑の防潮堤」については同局がモニタリングを継続する。


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2016年03月01日火曜日

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