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<就活>短期集中型スタート 解禁破り懸念も

学生約5000人が来場した合同企業説明会=宮城県利府町のセキスイハイムスーパーアリーナ

 来春卒業予定の大学3年生に対する会社説明会が1日解禁され、大学生の就職活動が本格的にスタートした。説明会の解禁時期は現4年生と同じだが、経団連のルール変更で面接などの選考活動解禁は2カ月前倒しされ、6月1日となった。説明会から面接解禁までの期間が圧縮されて「短期集中型」となり、学生が企業研究や面接準備をする時間は少なくなる。
 ことしも学生優位の売り手市場とされ、企業の採用意欲は高い。解禁前に内定を約束したりする「解禁破り」が相次ぐ懸念も出ている。日程変更は2年連続だが、正式な採用内定解禁は10月1日に据え置かれた。
 1日は全国各地で会社説明会が開かれた。宮城県利府町のセキスイハイムスーパーアリーナであった合同企業説明会には約5000人の学生が訪れた。
 航空会社を志望する東北学院大3年の男子学生(21)は「面接解禁までの期間が短くなったのは不安。志望企業は倍率が高いと思うのでしっかり準備したい」と話した。仙台市の厨房(ちゅうぼう)機器販売会社は、今春入社予定者をブースに配置。担当者は「年の近い先輩がいることで足を止めてもらいやすくなる。売り手市場なのでまずは学生に興味を持ってもらいたい」と狙いを語った。
 現4年生の就活では経団連は早期化防止のため面接解禁を4年の4月から8月に繰り下げるなどしたが、解禁破りが続出したため2年続けて日程を変えた。
 短期集中型の日程のため、企業はインターンシップ(就業体験)に力を入れる。就職情報会社ディスコの調査では2月実施の企業が前年に比べ15.2ポイント増え59.5%に急増した。面接などの選考解禁が前年よりも2カ月前倒しされ、企業が優秀な学生を確保するため早期に接触しようとした目的もあったとみられる。


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2016年03月02日水曜日


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