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<アウガ>公共化 財政運営に懸念の声

 青森市議会定例会で1日、一般質問が始まり、業績不振で市が公共化の方針を示したJR青森駅前の複合商業施設「アウガ」や市庁舎建て替え、青森駅周辺整備など、鹿内博市長のまちづくり方針案に質問が集中した。
 市の第三セクターが運営するアウガについて、現時点では、公共化に必要な事業費や期間など全体像は固まっていない。「大規模事業が三つ重なるが財政運営に支障はないのか」。多額の事業費投入が確実視されるにもかかわらず、財源などを示せない市に対し、議会から不満の声が上がった。
 答弁で鹿内市長はアウガを「中心市街地活性化の中核を担う施設として灯をともし続けなければならない」とする一方、駅周辺整備や市庁舎建て替えも優先度が高いとし、並行して進めると述べた。
 先月の公共化方針を受け、不安を抱えている営業中のテナントなどに対する市の説明責任を問う議員も。鹿内市長は「テナントや地権者を排除するわけではない。誤解を与えたことはおわびする」とした。
 アウガの地下1階で乾物店を営業する青森市の男性店主(64)は「今後どうしたらいいのか分からない状態。市と議会でしっかりと話し合って良い方向に導いてほしい」と話し、議論の熟成を望んでいる。
 5日間の一般質問では市議29人のうち半数以上が、市長の政治姿勢やまちづくりに関して質問する予定。
 市は先月までにアウガを公共施設として再スタートさせる方向性を提示。現在地の建て替えで計画中の市庁舎整備事業は設計変更も視野に規模圧縮を目指す。


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2016年03月02日水曜日


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