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<三鉄>あまちゃん出演の車両 31日引退

ラストランを迎える三陸鉄道の「さんりくしおかぜ」(三陸鉄道提供)

 第三セクター三陸鉄道(岩手県宮古市)の初代お座敷列車「さんりくしおかぜ」が、老朽化のため3月いっぱいで引退する。NHK連続テレビ小説「あまちゃん」にも登場した人気車両。29〜31日、久慈駅発で田野畑駅折り返しの「さんりくしおかぜプレミアムファイナル」でラストランを飾る。
 「しおかぜ」は36型気動車で、1984年の三鉄開業から運行。通算走行距離は174万5300キロで、地球44周分に当たる。2002年に畳敷きに改造され、お座敷列車になった。
 東日本大震災時は久慈市の車両基地にあり、被災を免れた。2013年放送の「あまちゃん」では、能年玲奈さん演じるヒロインらが車内で「潮騒のメモリー」を歌うシーンなどの撮影に使われた。
 開業以来32年、しおかぜを見守ってきた橋上和司宮古駅長(51)は「多くの人に愛された車両。楽しいこと、大変だったことを思い出す。本当にお世話になりましたと言いたい」と感慨深げに語る。
 ラストランでは橋上駅長がガイドとなり、お座敷列車改造の苦労話や「あまちゃん」ロケのこぼれ話を披露する。
 「プレミアムファイナル」の料金は4500円。定員は各日40人。記念カードや設計図、昼食としてお座敷列車デビュー当時に提供していた「大漁舟唄御膳」が付く。31日には車内でヘッドマークのオークションもある。
 しおかぜは19日、「あまちゃん」仕様に装飾した「しおさいのメモリーズ号さよならバージョン」(4000円)、19日を除く土日祝日に「こたつ列車」(5000円)としても運行する。連絡先は三陸鉄道0193(62)8900。


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2016年03月02日水曜日

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