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<巣立ち>津波で全壊…新校舎で初の卒業式

1年間を過ごした新校舎で記念撮影する卒業生

 東日本大震災の津波で岩手県陸前高田市の校舎が全壊し、昨年4月に建て直された高田高で1日、新校舎で初めての卒業式があった。岩手県大船渡市の仮校舎から移り、1年間を真新しい学びやで過ごした161人が、5年ぶりに地元から巣立った。
 横田昭彦校長は「先輩方の意思を確実に受け継いで何事にも果敢に挑戦し、高田高に新たな歴史と伝統を加えた」と成長ぶりをたたえた。卒業生の答辞で磯谷茉佑さん(18)は「(仮校舎の)大船渡東高萱中校舎での生活は、震災の後、学校に通えることの素晴らしさを教えてくれた。私たちは萱中校舎で入学した生徒であり、新生高田高の最初の卒業生であることに誇りを持ち巣立ちたい」と述べた。
 高田高は震災で生徒、教職員合わせて23人が犠牲になった。2011年5月、大船渡東高萱中校舎で授業を再開した。昨年4月、陸前高田市の旧校舎近くの高台に完成した新校舎で授業を始めた。


2016年03月02日水曜日


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