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<秋田新幹線>予防除雪は効果アリ 運休激減

真夜中に行っている秋田新幹線の予防除雪作業=2月26日午前0時30分ごろ、大仙市のJR奥羽線

 降雪が少なくても毎日除雪するJR東日本秋田支社の「予防除雪」が秋田新幹線で成果を上げている。2013年12月に取り組みを始めて以降、盛岡−秋田間は積雪量が多いにもかかわらず、雪による「こまち」の運休は激減した。
 秋田新幹線が走る田沢湖、奥羽両線では冬期間、最終列車の運行後に除雪車を走らせている。秋田(秋田市)、大曲(秋田県大仙市)、田沢湖(秋田県仙北市)の各駅を出発し、始発までの限られた時間で作業に当たる。
 除雪車には責任者と運転士、作業員が乗り込み、雪かきや雪を線路外に飛ばす装置は原則手動で操作する。JR秋田支社保線課の金田一高成さん(37)は「標識の確認と作業員の声掛けに加え、地形や道路など投雪場所を把握しておくことが大切」と説明する。
 以前は積雪量や天気予報を見て除雪計画を決めていたが、局所的な降雪の見当や、予報が外れる場合もあった。13年3月には吹きだまりが原因とみられるこまちの脱線事故も起きた。
 事故対策の一環で予防除雪を始めたところ、12年度は63本だった雪害によるこまちの運休は、14年度に3本まで大幅に減った。本年度は暖冬の影響もあり、まだ1本も運休がない。
 大仙、仙北両市の区間を担当する大曲保線技術センターの石山吉弘副センター長は「大曲で降っていなくても、角館は雪ということがある。雪対策を進め、安定した輸送に努めたい」と話す。


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2016年03月02日水曜日

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