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<メガソーラー>楢葉町が間接出資、起工

くわ入れする松本町長ら

 東京電力福島第1原発事故による避難指示が解除された福島県楢葉町で1日、出力1万1500キロワットの大規模太陽光発電施設「波倉メガソーラー発電所」の起工式が行われた。事業主体の特定目的会社(SPC)に町が間接的に資金を提供。収益を町民の生活再建支援などに充てる。2017年10月の発電、東電への売電開始を目指す。
 福島第2原発に近い波倉地区の農地など4カ所、計25.7ヘクタールを地権者44人から賃借し、5万1000枚の太陽光パネルを設置。第2原発の送電線を活用する。約70人が出席した起工式で、松本幸英町長は「収益を地域内で循環する先進的な取り組みだ」と述べた。
 町が2億7000万円を一般社団法人ならはみらいに出捐(しゅつえん)し、同法人がSPCの楢葉新電力合同会社に全額を事業資金として出資する。
 SPCは固定価格買い取り制度で1キロワット時当たり32円で売電。ならはみらいは、年数千万円の収益を配当金として受け、町民の生活再建や帰町を支援する事業に使う。事業期間は20年で、総事業費は約45億円。
 楢葉町と隣接し、全町避難が続く富岡町でも、福島第2原発の送電線を活用する地元主体のメガソーラーの建設が計画されている。出力は2万キロワットで17年秋の発電開始を目標にしている。


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2016年03月02日水曜日


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