福島のニュース

<福島廃炉への道>敷地の9割防護服不要

◎2月1〜29日

【2月】
4日  1号機原子炉建屋のカバー解体工事で、放射性物質の飛散を防ぐための散水設備の設置作業が始まった。
8日  使用済みの防護服などを処理する雑固体廃棄物焼却設備の試運転を開始。水漏れのトラブルで一時、運転を見合わせた後、23日に再開した。
9日  2014年6月に着工した凍土遮水壁の設置工事が全て完了した。
25日  敷地境界放射線量について、目標の年間1ミリシーベルト未満を達成できる見込みとなったと発表。

◎一般服作業1000人以下

Q 東京電力は3月上旬から、福島第1原発の敷地を放射線量に応じて三つに区分し、防護装備を適正化すると発表した。
A 構内の放射線量を下げるための表土のはぎ取りやフェーシング(舗装)が3月末までにおおむね終了する。汚染の高いエリアとそれ以外を区分けし、全面マスクや防護服を着用しなくてもいいエリアを設定する。
Q 具体的には。
A 1〜3号機の建屋内など線量が最も高いエリアを「アノラックエリア」、多核種除去設備(ALPS)や1〜4号機周辺を「カバーオールエリア」、それ以外を「一般服エリア」に区分する。敷地面積の9割が「一般服」となる見通しだ。
Q 一般服エリアの装備は。
A 通常の作業着に使い捨てマスクや軍手などを着けるだけでいい。作業員の負担が軽くなり、作業効率や安全性の向上が期待される。
Q 第1原発で働く1日7000人のうち、どれだけが区分見直しの恩恵を受けるのか。
A 一般服で作業できるのは1000人以下とみられている。一般服エリアでも建物解体など粉じんが飛散する作業では防護服などを着用する。厳しい作業環境であることに変わりはない。


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2016年03月02日水曜日

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