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<参院選宮城>野党「反安倍」で攻勢

調印式後、野党共闘を呼び掛けていた市民団体関係者らと記念撮影する桜井氏(中央)=2日、仙台市青葉区の仙台国際ホテル

 参院選宮城選挙区(改選数1)は2日、民主党県連と共産党県委員会が民主党現職桜井充氏(59)に候補者を一本化し、維新、社民も加えた4党共闘が成立した。「反安倍政権」を旗印に結集した野党勢力を、与党の自民、公明両党は「野合だ」と強くけん制。対決ムードが一気に高まった。
 共産党に先立ち、2月に桜井氏と政策協定を結んだ社民党県連の岸田清実幹事長は「保守系寄りの国会議員も多い民主党が、共産党との共闘を決断したことに敬意を表する」と歓迎。「安全保障法制廃止に向け野党は一致団結して戦う」と力を込めた。
 民主党と新党結成協議を進める維新の党。県総支部の伊藤優太幹事長は「有権者は政策を見ている。『反安倍』だけではなく、しっかりした理念と政策を掲げて参院選を戦うことが重要だ」と述べた。
 2014年衆院選の比例代表の県内得票をベースに試算すると、候補者を一本化した民主、維新、共産、社民4党と生活の党を合わせると47万票に達する。一方、政権与党の自民、公明両党と次世代の党(当時)は約44万票にとどまる。
 現職熊谷大氏(41)を擁立する自民党関係者は「厳しい戦いになる」と警戒感をさらに強めた。安倍政権打倒を盛り込んだ民主、共産両党の政策協定には「違和感がある」と指摘。「両党で連立政権を目指すのだろうか。有権者はついていけないだろう」と冷ややかに受け止めた。
 「細かい政策の一致がない。単に政権に批判的な有権者の受け皿をつくっただけ」。公明党県本部の庄子賢一代表は「野合のそしりは免れない」と批判した。
 熊谷氏に推薦を出した日本のこころを大切にする党の中野正志幹事長は「安保法廃止は中国や北朝鮮を喜ばせるだけ。県民は賢明な判断をするはずだ」との見方を示した。


2016年03月03日木曜日


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