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<奥州女性殺害>無期求刑 強制わいせつは否認

 岩手県奥州市前沢区で昨年5月、同市水沢区の会社員伊藤友美さん=当時(31)=にわいせつな行為をした上で殺害し、山林に遺体を埋めたとして、殺人罪などに問われた同市前沢区裏新田、農業渡辺豊被告(40)の裁判員裁判が2日、盛岡地裁であり、検察側は無期懲役を求刑した。判決は8日。
 渡辺被告は殺人、死体遺棄などの起訴内容は認めているが、強制わいせつを否認している。
 検察側は論告で「強い性的欲求から、わいせつな行為を行った。伊藤さんのけがや破損した着衣から犯行発覚が免れないと考え殺害した」と指摘。「欲望のままにもてあそび、身勝手な理由で殺害した。反省もなく、更正の可能性はない」と結論付けた。
 弁護側は最終弁論で「伊藤さんに飼い猫を蹴られて報復しようという考えと、性的欲求が結びつく証拠がない」と強制わいせつに当たらないと主張。「殺害は突発的で自制心のなさを反省している」と述べた。
 求刑に先立ち伊藤さんの母親が被害者参加制度で意見陳述し「身勝手な犯行が悔しく、残酷で耐えがたい」と語った。渡辺被告は最終意見陳述で「申し訳ない。遺族の悔しさや無念さが分かってきた」と話した。
 起訴状によると、渡辺被告は昨年5月22日、水道検針で自宅を訪れた伊藤さんにわいせつな行為をし、伊藤さんに覚せい剤を使用した後、手で首を絞めて殺害し山林に埋めたとされる。


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2016年03月03日木曜日

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