広域のニュース
  • 記事を印刷

就活スーツ品ぞろえ強化 採用日程前倒しに対応

熱を帯びるリクルートスーツ商戦=仙台市青葉区の洋服の青山仙台中央通り店

 来春の大卒採用日程が変更されたのを受け、リクルートスーツ商戦が変化している。採用面接の時期は6月への解禁前倒しで梅雨時に重なるため、量販店は雨や汗対策として水をはじく機能などを強化した商品を投入し、東北の店舗でも販売に力を入れる。短期間に何度も着用することもあり、品質を重視した百貨店の商品も根強い支持を集めている。
 「洋服の青山」を展開する青山商事(広島県福山市)は、撥水(はっすい)性と伸縮性に優れたスーツを扱う。雨にぬれても折り目が消えにくいパンツ、水たまりで浸水しない靴など売れ行きは上々だ。仙台中央通り店(青葉区)の湊慎也店長は「デザインより機能重視の学生が多い。春先にはさらに撥水加工商品の需要が増える」とみる。
 採用日程の変更は2年連続。会社説明会など広報活動の解禁は3月1日で昨年と同じだが、面接解禁は6月1日と2カ月早くなった。学生はより短期間で説明会や面接をこなす必要がある。
 「日程の短期化でスーツを連続して着ることになる。強さと手入れのしやすさが重要」と話すのは、コナカ(横浜市)仙台駅前本店(青葉区)の浜地宏一店長。一押しのスーツは「ウルトラタフS」で、高密度な生地加工で耐久性を高め、約40度の温水シャワーを掛けるだけで汚れや汗の臭いを洗い流せる。
 AOKI(横浜市)は「究極の就活スーツ」を販売。夏場の使用を想定し、遮熱性や通気性、洗濯機で洗える機能などを持たせた。仙台一番町店(青葉区)の高橋悠太店長は「汗や食事の臭いを気にする学生が多く、洗える機能は特に重視される」と強調する。
 生地や仕立ての良さを求める向きも根強い。仙台三越は、男子学生にプライベートブランド「イセタンメンズ」のスーツを提案。軽くて長時間着ても疲れにくく、ビジネスマンに人気だ。学生向けの売れ筋は6万〜7万円台。紳士服担当の秋田浩輝マネジャーは「確かなものをそろえたいというニーズがある」と話す。
 藤崎は女性ブランド店を中心にリクルートスーツを販売している。黒色でタイトスカートがセットの商品が売れており、価格帯は4万円前後が中心。広報担当者は「就職後も着られるスーツを求める学生に支持されている」と分析する。


関連ページ: 広域 経済

2016年03月03日木曜日

  • 記事を印刷

先頭に戻る