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<復興多目的施設>津波被災の施設機能を集約

施設の完成予想図

 宮城県東松島市は、宮戸地区に建設を進める復興再生多目的施設の概要を明らかにした。市民センターや直売所機能のほか、新規就農者の研修・居住棟や農産加工棟などを備え、地区の活性化を図る。完成は来年1月を見込む。
 施設は5棟から成り、嵯峨渓遊覧船の船着き場の隣接地に建設される。延べ床面積は約1080平方メートル、総工費約6億5000万円。地区内に点在し東日本大震災の津波で被害を受けた各施設の機能を、1カ所に集約する。
 市内で農業を始める移住者の拠点として、居室10室や研修室などを備えた木造2階の棟を整備。木造平屋の別棟に宮戸市民センターや特産品の直売所としての機能を持たせ、遊覧船の待合所などに活用できるスペースを確保する。震災前に遊覧船の船着き場にあったカキ焼き施設も再建する。
 再生エネルギーも随所に導入する。地区で課題となっている松くい虫の被害を受けたマツから作る木質バイオマスを燃料に、施設の電力や温水を賄う。
 鉄骨平屋の農業加工棟では木質バイオマスや太陽光から発生させた熱を利用し、野菜や果物を乾燥食材に加工することが可能となる。地区の特産品開発などに活用してもらうという。


2016年03月04日金曜日

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