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商店紹介する地図 中学生が取材、手書きで製作

完成した「古川のまちにZOOM in」を手にする生徒たちと大石パン店の高橋さん

 大崎市古川中の3年生208人が、市中心部の商店などを紹介する地図「古川のまちにZOOM in」を作った。「まちににぎわいを」との思いがこもった地図は、商店街からの資金援助を受けて1万部を印刷。地図に登場する店舗やJR古川駅などで配布している。
 地図には学校や銀行、郵便局といったランドマークと20の商店が記されている。生徒は総合学習「まちづくり学習」の時間を使い、レストランやラーメン店、精肉店など20店の経営方針や自慢の一品を取材。地図の裏面に店舗や店主の写真を付けて紹介している。
 活動を通じて生徒が進んで大人とかかわりを持ち、コミュニケーション能力を身に付けるのが地図作りの狙いの一つ。担当の伊藤良教諭は「地元の良さを知り、まちづくりの担い手に成長してほしい」とも語る。
 肌がかぶれない化粧品の開発が夢だという志田遥菜さん(15)は、1927年開業と伝わる大石パン店の紹介文などを担当。「店の人が楽しげに働いている姿を見て、自分もやりがいのある仕事に携わりたいと思った」と振り返る。
 自宅が洋装店という小堀沙樹さん(15)は「多くの人が行き来したという商店街に、かつてのようなにぎわいを取り戻したい」と地図に込めた思いを話した。
 出来上がった地図を受け取った大石パン店店主の高橋俊郎さん(68)は「手描きの味わいがあるかわいらしいマップ。店の写真もよく撮れている」と目を細めた。


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2016年03月04日金曜日

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