岩手のニュース

<震災5年>カキ小屋で復興貢献

食べ放題の蒸しガキを味わう来場者

 岩手県宮古市崎山の宿漁港近くに蒸しガキの食べ放題を楽しめる「牡蠣(かき)小屋」が3日、オープンした。同市で初のカキ小屋で、三陸産の殻付きカキを年中無休で提供する。東日本大震災からの復興に貢献しようと、従業員は被災者を雇用した。新たな観光スポットを目指す。
 テントの店舗は、開店と同時に多くの客でにぎわった。カキを蒸し焼きにする鉄板のふたが取られると、磯の香りが広がり歓声が上がった。
 岩手県岩泉町の無職三浦浩子さん(60)は「今までは遠くて行けなかったので近くにできてうれしい。とってもおいしいです」とカキを味わった。
 カキ小屋は、被災者が貝殻で作ったアクセサリーなどを販売する復興支援会社「かけあしの会」が企画。同社がカキなどを仕入れ、水産加工会社「三陸海風」の従業員約20人が料理を提供する。
 従業員は秋から冬の新巻きザケ作りの限定雇用だったが、カキ小屋の誕生で通年雇用が実現した。三陸海風の山口隆志社長は「被災者の生活再建にもつながる。自慢のカキをいっぱい食べてほしい」と話す。
 冬から春は取れたてのカキを味わってもらい、それ以外は冷凍を提供する。客足が増えれば従業員を増やす計画。かけあしの会の菅原則夫社長は「お客の意見を聞いて、一つ一つ良くしていきたい」と意気込む。
 午前10時〜午後4時。それ以降は相談に応じる。40分食べ放題で3000円。小学生2000円。未就学児無料。ご飯とみそ汁も食べ放題。連絡先は三陸海風0193(63)8808。


2016年03月04日金曜日


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