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認知症患者見守りシステム 全国初の全域導入

 酒田市は新年度、小型の電波発信端末(BLE)を活用した地域見守りシステムを、全国で初めて市内全域に導入する。徘徊(はいかい)により行方不明となる認知症高齢者、障害者らの早期発見につなげる。
 端末約300個を用意し、希望者に提供する。500円玉大でペンダントなどとして携行できる。
 受信機は、住宅地を中心に市内全域の約200カ所に設置する。近くを携行者が通ると、事前登録した家族らに自動で時間や場所をメールで通知する。
 事業費は2100万円で、国の地方創生加速化交付金を充てる予定。開始は8月以降となる。
 酒田市は昨夏、公衆無線LAN基地局を管理するNTT東日本などと、システムの実証実験を行った。市健康福祉部の岩堀慎司部長は「行政、住民の負担が少なく有用性を確認できた。安心して暮らせる地域づくりを進め、移住・定住を促したい」と話している。
 厚生労働省の推計によると、2025年には認知症の高齢者が700万人前後に達する。山形県内では徘徊による行方不明事案が年100件以上起こり、死亡事例もあるため、対策が急務となっている。


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2016年03月04日金曜日

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