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<福島第1>防護服なき構内再び 女性も増加

防護服を着なくても移動できるエリアが増えた福島第1原発の構内

 東京電力福島第1原発事故から5年を前に、原発構内に入った。防護服を着用しなくても歩けるエリアが広がり、女性社員を以前より多く見掛ける。空間放射線量の低下を実感する一方、原子炉建屋に水素爆発の痕跡がそのまま残るなど、廃炉作業が道半ばであることをあらためて思い知らされた。(福島総局・桐生薫子、写真部・川村公俊)
 構内の出入り口「入退域管理棟」に向かう途中、防護服を着ない作業員が歩いていた。作業着に布手袋、医療用のマスクという簡易的な装備。取材で原発に初めて入った2年半前には見られなかった光景だ。
 空間放射線量の低下に伴い、昨年12月以降、協力企業の事務所から約500メートルを作業服で歩けるようになった。2013年6月までは20キロ離れたJヴィレッジ(福島県楢葉町、広野町)から防護服を着なければなかった。
 一時、退避命令が出ていた女性社員も見掛けた。大型休憩所の食堂などで働く人や防護服姿の作業員を含め、取材途中で少なくとも15人の女性とすれ違った。構内で働く東電の女性社員は現在、事故前の半数の約50人にまで増えたという。


2016年03月04日金曜日


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