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<LED信号>着雪で色見えない…解決策探る

雪が溶けず識別できない状態となった青森県庁前のLED信号機

 着雪で信号の色が見えない−。安全な交通を阻害しかねない深刻な事態が、青森県内などで発生している。表面温度が上がらない発光ダイオード(LED)信号機の本格導入で、着雪が解消されない例が増えているためだ。同県警は大学などと連携し、新しい信号機を研究中。新年度には公募企業と共同開発に着手し、2017年3月以降の実用化を目指す。

 LED信号機は1995年、試験的な導入が始まり、青森県内では既に4割以上が取り換えられた。表面温度は旧来の電球式が通常約40度、点灯時約70度に対し、LEDは常に20度前後。付着した雪が溶けず、県警には「信号機が見えない」などの苦情が寄せられ、警察官がブラシで除去しているのが現状だ。
 県警は14年4月、県など5機関と勉強会を開催。15年度から約2500万円の予算を計上して研究・開発に当たっている。
 これまでに関東学院大(横浜市)などが、雪の付着しない塗料や信号機に付属させる金属ヒーター、振動システムなどの研究に取り組んできた。今後は実用化に向け、連携に参加する企業を県内を中心に公募し、製品開発を進める予定だ。
 県警交通企画課の工藤彰交通行政官は「東北の他県など、同じような問題を抱える自治体にも応用できると思う。コストの低い製品を開発できるよう努めたい」と話す。


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2016年03月05日土曜日


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