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新校舎で校歌披露 岩手・岩泉

真新しい体育館のステージで校歌を歌う小本小の児童たち

◎小本小・中新校舎が完成

 東日本大震災の津波で被災した岩手県岩泉町の小本小と小本中の新校舎が完成した。震災前は分かれていたが、新校舎は小中一体となる。卒業式は新校舎で実施。本格的な利用は4月からで、児童生徒合わせて102人が通学する予定だ。
 津波被害のなかった約1キロ内陸に移転した。鉄筋コンクリート4階で延べ床面積は約4600平方メートル。震災の写真や記録誌を展示する大震災記録室のほか、災害に備え数日分の食料や毛布を蓄える備蓄倉庫、自家発電機を設けた。
 約3万4800平方メートルの敷地には小中それぞれの体育館や屋内プールも整備した。総事業費は約33億6900万円。
 現地で4日、完成式があり、児童生徒ら約400人が出席。伊達勝身町長は「あと1週間で震災から5年。皆さんを新校舎に迎えることができてうれしい。学校から町全体に復興パワーを広げてほしい」と述べた。
 子どもたちは両校の校歌を披露した。小本小児童会長で5年の舘崎華さん(11)は「とても広くて驚いた。新校舎で勉強や運動をするのが楽しみ」と話した。
 両校は津波で1階が浸水し、2011年4月に同町岩泉小中で授業を再開。12年1月に小本小大牛内分校の敷地に建てた木造平屋の仮設校舎に移った。大牛内分校は統合され閉校する。


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2016年03月05日土曜日


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