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<原子力PR看板>撤去作業再開し完了

支柱から切り離され、クレーンで釣り上げられる看板

 東京電力福島第1原発が立地し、全町避難が続く福島県双葉町の町体育館前に設置されていた原子力PR看板の撤去作業が4日、再開し、完了した。昨年12月21日に開始し、作業方法の見直しで翌日中断していた。町役場前の看板は12月27日に撤去されており、原発との共生を掲げた町のかつての象徴が姿を消した。
 作業員が高所作業車上でバーナーを使い、幅15メートルの看板を支柱から切断。クレーンで釣り上げて90度回転させ、大型トレーラーの荷台に載せた。町役場の倉庫前で保管する。
 看板の標語「原子力明るい未来のエネルギー」の考案者で、現地保存を求めていた大沼勇治さん(39)は立ち会い、「看板の最期を見届けることになったが、原発事故の教訓を伝えるため、町は早急に展示方法を示してほしい」と語った。
 町は当初、体育館前の看板を三つに分割して撤去する計画だったが、復元が困難になると分かり、切断しない方法に変更。現状のまま保管場所に運搬する道路使用許可の取得に時間を要していた。役場前の看板は三つに切断された。


2016年03月05日土曜日

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