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「復旧談合聴取で威圧」公取委に抗議

 東日本大震災で被災した高速道路の復旧工事をめぐる談合事件で、公正取引委員会の担当者が昨年、「鹿島道路」(東京)など舗装会社3社の社員を威圧するなど不適切な事情聴取をしたとして、企業側の弁護士事務所が相次いで抗議していたことが4日、関係者への取材で分かった。
 担当者が内部で注意を受けたり、途中で交代したりしたケースもあった。経済界はこれまでも聴取の適正化を求めており、さらに批判を強める可能性がある。公取委は今年1月から不適切な方法で供述を得ることを禁じる指針の運用を始めていた。
 公取委は取材に「抗議の有無は答えられない。公判への影響はないと考えている」としている。
 関係者によると、社員への聴取が問題とされたのは鹿島道路のほか、前田道路(東京)、佐藤渡辺(同)。
 鹿島道路社員への聴取では、公取委の担当者が、虚偽の説明をしていたことを認めないと聴取が終わらないと声を荒らげたり、足で壁などを蹴ったりしたとして抗議を受けた。
 また佐藤渡辺の社員には、告発をちらつかせて供述を迫ったとして是正を求められた。前田道路側は、聴取が原因で社員が精神的な不調を訴えたとして、適正な対応を求めたという。
 鹿島道路は取材に「公取委の調査に関することなので答えるつもりはない」、佐藤渡辺は「コメントを控える」、前田道路は「対応できない」と答えた。


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2016年03月05日土曜日


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