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<指定廃処理>丸川環境相、1ヵ所集約方針強調

浄水場に一時保管されている指定廃棄物の状況を確認する丸川環境相(左)=5日午前9時10分ごろ、岩沼市玉崎浄水場(写真部・庄子徳通撮影)

 東京電力福島第1原発事故で発生した指定廃棄物の最終処分場建設問題で、丸川珠代環境相は5日、指定廃棄物が一時保管されている岩沼市の玉崎浄水場を視察した。宮城県訪問は昨年10月の大臣就任以来初。丸川氏は「1カ所での処理を理解してもらう努力を続ける」と、集約処分の方針を変えないことを強調した。
 丸川氏は指定廃棄物の汚泥が入った324袋(計458トン)を保管するビニールハウスの状況を確認した。案内した村井嘉浩宮城県知事は「問題解決には大臣のリーダーシップが必要だ」、菊地哲夫岩沼市長は「適切に処理してほしい」と要望。丸川氏は「国の責任を果たしたい」と応じた。
 丸川氏は取材に、放射性物質濃度の再測定で国の基準値(1キログラム当たり8000ベクレル)を下回った指定廃棄物に関し「指定解除は地元の意向が大前提。処理には国も責任を持つ」と述べた。未指定の汚染廃棄物の測定を進めたい考えも示した。
 環境省が計画する処分場をめぐっては、県内3候補地の一つ、加美町の強い反対で2年連続で現地調査に入れていない。昨年末には栗原市と大和町も候補地返上を訴えた。
 丸川氏は候補地返上について「市町村長会議で候補地を選定した過程を尊重する。1カ所への集約は変わらない」と繰り返した。


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2016年03月06日日曜日

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