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津波の記憶語り継ごう 体験談基に朗読劇

被災者の体験談を伝えた朗読劇

 東日本大震災の教訓や地域の歴史を後世に残そうと企画されたイベント「未来に伝えるふるさとの記憶」が6日、仙台市若林区文化センターで開かれた。被災証言の朗読劇や児童の発表で、発生から復興へ向かう5年の歩みを振り返った。
 若林区中央市民センターの主催で、約450人が参加。同区を拠点とする若林演劇研究会が、区内の津波被災者の体験談を基にした朗読劇「語り継ぐ震災の記憶」を上演した。
 メンバー9人がギター演奏に合わせ、「生き物みたいな真っ黒い固まり」「巨大で平たい白い壁」といった津波を目前にした恐怖や、生死の境に直面する姿を情感込めて表現した。
 昨年3月に仙台市で開かれた国連防災世界会議の一般公開行事での初演にはなかった証言者の現状も加えた。代表の佐々木則夫さん(65)は「震災5年は節目だが、終わりにしてはいけない。被災者が語る震災の教訓や地域の記憶を正確に伝え続けたい」と話した。
 3月で閉校する荒浜小の児童は、総合学習の成果を発表。来春に閉校を控えた東六郷小の児童は、和太鼓の演奏を披露した。


2016年03月07日月曜日

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