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<ベガルタ>サッカーと再起映画に

試写会で作品への思いを語るハーコムさん(中央)=仙台市青葉区の桜井薬局セントラルホール

 東日本大震災後のサッカーJ1仙台とサポーターの絆をテーマに、英国在住の映像監督ダグラス・ハーコムさん(48)らが製作したドキュメンタリー映画「フットボール・テイク・ミー・ホーム−勇者たちの戦い−」の完成試写会が5日、仙台市内であった。震災の風化防止を目的に製作したハーコムさんは「多くの人に作品を見てもらいたい」と上映先を探している。
 自身もサッカー好きというハーコムさんは、震災後に知人からJ1仙台の存在を聞かされた。クラブが被災地の希望になろうと奮闘していることを知り、2012年11月に撮影を始めた。3度来日し、当時の手倉森誠監督や選手、サポーター、多くの被災者にインタビュー。資金難を乗り越え完成にこぎ着けた。
 試写会には、取材に応じた被災者ら約150人が参加。12年にクラブ史上最高のリーグ2位の成績を収めた選手の復興への思い、被災者らの情熱的な応援シーンが流れると、会場からすすり泣く声が漏れた。
 会場でハーコムさんは「サッカーを通じ、東北の人々がどう再起したのか見てほしい。世界の目は福島の原発に向いているが、(他の被災地も含めた)復興は終わっていないことも知ってほしい」と語った。
 上映時間は約1時間。インターネット配信する予定だが、ハーコムさんは「一人でも多くの人に見てほしい」と上映先を募っている。連絡先のアドレスはkaoru@gpofilms.com


2016年03月07日月曜日


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