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ジョニ黒×絆=女川ハイボール

参加者がアイデアを出し合った2月の開発ワークショップ

 東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県女川町で、オリジナルのハイボールを開発するプロジェクトが進んでいる。水産関係者らが親しんできたウイスキー「ジョニーウォーカー」をベースにコンセプトや香味、飲み方などを住民らが考案。町の名物として定着させ、地域活性化につなげる。
 プロジェクトは、同町のNPO法人「アスヘノキボウ」やジョニーウォーカーを販売するキリンなどが連携して進めている。
 2月に町の複合施設「女川フューチャーセンター・カマス」で開かれた開発ワークショップには、町民ら約40人が参加。女川の風土や食文化を踏まえながら、「みんなでわいわい飲める」「温かいハイボール」「海鮮丼やご飯のお供にできる」といったアイデアを出し合った。
 参加した同町の自営業岡裕彦さん(57)はジョニーウォーカーの黒ラベル(通称ジョニ黒)に愛着がある。「シンプルなハイボールと独創的なハイボールができたらいい」と期待する。
 かつて遠洋漁業の漁師が船でジョニ黒を飲み、帰郷後に家族や大切な人にジョニ黒を土産に配ったりする習慣があったという。このため、町の復興を支援するキリン関係者が「ジョニーウォーカーを生かせないか」と地元関係者に提案。町中心部のテナント型商店街が開業した昨年12月、プロジェクトが本格始動した。
 7日のワークショップでレシピを決定し、名称やロゴも固め、26日の復興イベント「女川町復幸祭2016」での披露を目指す。
 「女の子たちも気軽に飲めるハイボールができたら飲み会がもっと楽しくなる」とプロジェクトに携わる町職員小松桂子さん(28)。キリンの浅井隆平さん(35)は「楽しみながら町を元気に盛り上げたい」と語る。


2016年03月07日月曜日

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