岩手のニュース

子どものアイデア満載 被災地の交流施設完成

完成した施設を案内する子どもたち

 まちなか再生計画が進む岩手県山田町中心部のJR陸中山田駅(休止中)そばに「山田町ふれあいセンター」が完成した。図書館をメーンとした交流施設で、同町の小中高生約20人でつくる「山田町子どもまちづくりクラブ」が考えたユニークな内装やスペースを取り入れた。開館は7月2日の予定。
 現地で5日、完成式があり約60人が参加。まちづくりクラブの子どもたちが案内し、工夫した点や使い方を説明した。木造平屋で延べ床面積は約490平方メートル。内外観ともに木の温かみを感じられる。
 図書スペースには畳敷きの小上がりや押し入れのような空間があり、子どもが寝ころぶなどして本を読める。勉強やグループ活動に使う多目的室も設けた。
 センターは町の復興拠点エリアで初めて完成した施設。図書館には児童書のほか、一般向け図書も置く。蔵書数は未定。約2億円の建設費はサントリーホールディングス(東京)が全額を支援。まちづくりクラブの運営は公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(東京)が支援した。
 クラブのメンバーで宮古商高1年の外舘ひなたさん(16)は「どの世代も便利に使える施設になった。いろんな人に自分らしい使い方を見つけてほしい」と呼び掛けた。佐藤信逸町長も「復興の中心としてみんなに愛される施設に成長してほしい」と期待を込めた。


2016年03月07日月曜日


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