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<震災5年>前向きに生きる 各地で追悼行事

じゃんがら念仏踊りが披露されたいわき市の追悼行事

 東日本大震災の発生から11日で5年となるのを前に各地で6日、追悼式などが行われた。
 関連死を含め461人が犠牲になった福島県いわき市の追悼行事には約700人が参列。清水敏男市長が「心の復興に意を用いながら、本年を復興の総仕上げの年にしたい」と式辞を述べた。
 津波で両親を失った志賀安紀さん(62)は「安全安心な生活ができる環境を整えてこそ、犠牲者の無念が晴らせる」と避難道路の整備を訴えた。津波で生徒2人が亡くなったいわき海星高の生徒が「じゃんがら念仏踊り」を奉納。市内の県立高4校の合唱部員が「花は咲く」などを披露した。
 福島第1原発事故で全町避難が続く福島県双葉町はいわき市で追悼式を行い、約100人が参列した。津波で21人が犠牲となり、140人が関連死と認定されている。
 祖母が埼玉県の避難所で体調を崩し亡くなった白石茉希子さん(24)は「祖母は何度も双葉に帰りたいと言っていた。知らぬ土地で最期を迎えた無念さに胸が締め付けられる。悔しくて仕方ないが、私たちが前向きに生きることが供養になる」と述べた。


2016年03月07日月曜日


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