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<楽天>E番ノート/別れと再会

 卒業式に送別会。春は別れの季節だが、開幕に向かう球界は一足早い「新学期」にある。東北楽天の番記者も顔ぶれが変わった中、新任の一人に「フレンドリーな人が多いチーム」と言われた。確かに星野仙一現球団副会長は監督時代に報道陣と毎朝のように茶会を開いていたし、梨田昌孝監督も、選手も気さくな人が多い。
 その記者と話していて、数年前、常に腹を割って付き合ってくれた野手のことが頭をよぎった。敗戦につながった彼のミスを結果論で責める記事をやむなく書いた時、近しさを勘違いしているとの苦言を受けた。
 「おれを毎日見ていれば積極的なプレーをした末のミスと分かるでしょう。一緒に楽天の歴史を築いていると思っていてほしいし、家族同然の愛情を持って書いてください。おれはそれくらいの覚悟で付き合っているつもりです」
 こうして一人一人と真剣に絆を結んだのだろう。彼の移籍が決まった時、地元の報道全社による送別会が催され、泣いて惜しんだ人もいた。春は再会の季節でもある。「L」のユニホームを着た彼の顔を見るのが楽しみだ。(金野正之)


2016年03月08日火曜日


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