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<五輪へ駆ける>体操あん馬 亀山万全

あん馬の練習に励む亀山=2015年11月、神奈川県鎌倉市の徳洲会体操クラブ

 リオデジャネイロ五輪開幕まで5カ月を切り、間もなくピークを迎える代表選考に東北勢も挑む。トラックシーズンを控える陸上は、男子400メートル障害で2大会連続出場を目指す岸本鷹幸(富士通、青森・大湊高−法大出)、2大会ぶりに代表の座を狙う女子400メートルの千葉麻美(東邦銀行)らが熱のこもった練習に励む。体操あん馬の元世界王者、亀山耕平(徳洲会、仙台大出)も初の五輪出場に闘志を燃やす。(剣持雄治)

◎初出場へ スペシャリストの道歩む

 初出場を目指したロンドン五輪は「自分の実力と現実が合っていなかった」。体操男子の亀山は、得意のあん馬一本に絞り、「(全6種目を行う)他の選手より6倍の努力を費やせる」とスペシャリストの道を歩んでいる。リオ五輪では団体と個人の「二つの金メダルを狙う」と力強い。
 「日本代表になれなかったら辞める」と背水の陣で臨んだ2013年、世界選手権で頂点に立った。「得意な部分だけを伸ばす。正しい方向に十分な努力ができた」と振り返る。
 競技を離れれば「考え方一つでも他の選手より抜けていたい」と読書に時間を割く。ジャンルは小説、ビジネスなどさまざまで、年間100作ほどを読破する。北京、ロンドンのパラリンピックで2連覇を果たした車いすテニスの国枝慎吾(ユニクロ)ら、他競技のアスリートの生き方などを参考にする。
 昨年6月、世界選手権の国内選考で落選する屈辱を味わった。「負けておいて良かった、自分を見つめ直す期間が与えられた、と思って五輪を迎えたい」と引きずることはなかった。
 6月の全日本種目別選手権まで代表争いは続く。「他の選手と同じようにやりたくないので、(演技の)構成を変える。美しく見せ、より得点を上げるために」。スペシャリストは万全の態勢で代表の座を狙う。

▽亀山耕平(かめやま・こうへい)徳洲会。埼玉栄高−仙台大出。88年12月28日、仙台市生まれ。170センチ、62キロ。27歳。

 ◇今後の国内選考大会日程
【陸上】日本選手権(6月24〜26日)
【体操】全日本選手権(4月1〜3日)
    NHK杯(5月4、5日)
    全日本種目別選手権(6月4、5日)


2016年03月08日火曜日


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