岩手のニュース

<川崎近海汽船>宮古−室蘭 18年6月開設

 川崎近海汽船(東京)は7日、宮古港(岩手県宮古市)と室蘭港(北海道室蘭市)を結ぶカーフェリー航路を2018年6月に開設すると発表した。1日1往復を毎日運航し、片道325キロを約10時間で結ぶ。岩手県の港湾にカーフェリーが就航するのは初めて。
 午前8時宮古発と午後8時室蘭発を予定する。就航するのは「シルバークイーン」号(全長134メートル、7005トン)で旅客定員は600人。12メートルトラック69台、乗用車20台を積載できる。
 同社は三陸沿岸道路(仙台−八戸、総延長359キロ)の整備に伴い、宮古港を拠点にした物流や観光輸送の需要が増えるとみて昨年3月から航路開設を検討していた。宮古、室蘭両港のターミナル整備やタグボートの配備に見通しが立ち、開設を決めた。
 寅谷剛フェリー部長は「開設するだけでなく、長く続けることが大事。地元に愛される航路にしたい」と話した。
 宮古市は14年10月、岩手県や三陸鉄道などが参加する誘致実行委員会を設置。シルバークイーン号によるショートクルーズ実施や就航を見越した修学旅行の誘客活動に取り組んできた。
 山本正徳市長は「受け入れの準備を進めるとともに室蘭との交流・連携を今まで以上に充実させていく」と語った。達増拓也岩手県知事も「三陸復興を加速させると期待する。フェリーの利用拡大に全庁挙げて取り組む」との談話を出した。


関連ページ: 岩手 経済

2016年03月08日火曜日


先頭に戻る