宮城のニュース

<国道4号>仙台の大動脈 常時3車線化

33年ぶりに上下線とも常時3車線になる国道4号の愛宕大橋付近。毎朝、上りの渋滞が常態化していた(写真は一部加工しています)

 仙台市中心部を南北に走る国道4号の愛宕大橋付近で毎朝実施されてきた中央線の変更規制が21日に廃止され、上下線とも常時3車線になる。「あすと長町」への商業施設や人口の集積、昨年12月の市地下鉄東西線開業に伴う交通量の変化が背景にある。100万都市の大動脈の通勤風景が、33年ぶりに様変わりする。
 常時3車線になるのは、愛宕大橋交差点(若林区土樋1丁目)−根岸交差点(太白区根岸町)の約1キロの区間=地図=。現在は午前7〜10時、中央線を移動し、市中心部に向かう下りを4車線、上りを2車線にする規制を行っている。
 県警が規制を導入したのは1982年12月。当時は、南仙台方面から市中心部へ北上する車の渋滞緩和が課題だった。
 近年はあすと長町地区が急速に発展。2014年11月には市立病院(若林区清水小路)が移転、同年7月にスウェーデン家具大手イケアが開店するなど大型商業施設が相次いで誕生した。市中心部から南仙台方面への交通量は増加の一途をたどり、毎朝、車線が減る上りの渋滞が常態化する逆転現象が起きていた。
 東西線開業に伴うバス路線の改編も、常時3車線化を後押しした。仙台駅方面へ向かうバスの運行便数は2割減り、下りの交通量が減少。4車線の際、午前7〜9時に「バス専用」だった下りの左側の車線は「バス優先」に変更され、一般車の通行が可能になる。
 青葉区吉成から太白区郡山の自動車販売店に車で通勤している早坂文彦さん(58)は「上りは毎朝、渋滞していた。混雑が激しい月曜の朝は河原町を経由するなど遠回りしていた」と規制廃止を歓迎する。
 県警は混乱を防ぐため、中央分離帯に円柱のコーンを置くほか、国道管理者の国土交通省に看板の設置などを依頼している。
 県警の芳賀雄樹交通部長は「現状の交通環境に合わせることで上りの渋滞緩和が期待できる。33年ぶりの規制廃止のため、中央線の変更が体に染みついたドライバーが間違えないよう周知徹底したい」と話した。


関連ページ: 宮城 経済

2016年03月09日水曜日


先頭に戻る