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<アウガ>公共化 市機能の一部移転撤回

 青森市の第三セクターが運営するJR青森駅前の複合商業施設「アウガ」の公共化をめぐり、鹿内博市長は8日、新市庁舎併設の駐車場整備費を圧縮し、アウガの不動産取得経費に充てる方針を表明した。市役所機能の一部をアウガに移し、新庁舎の階層を減らす当初案は撤回した。議員説明会では「議会と市民の意見を軽視している」と批判が相次いだ。
 市は厳しい財政状況を踏まえ、アウガの土地、フロア取得や改修工事などに関わる経費の財源確保策を検討。現在地に建て替える市庁舎整備事業のうち、駐車場を立体から平面に変更することで約9億7000万円削減できると試算し、その費用を充当するとした。
 鹿内市長は「新庁舎の階層を減らしてアウガに機能を移すより、事業費縮減の効果が高いと判断した。議会の意見を踏まえて成案化したい」と説明した。
 修正案に対し、議員からは「市民の意見が反映されていない」「全体像が見えない」などの意見が上がった。市議の一人は市議会定例会の開会中に市が修正案を提示したことに「新年度予算を審議する大事な時期だ。アウガや駅、庁舎に関する集中審議の場を設けるべきだ」と要望した。
 市は今定例会に提案した2016年度一般会計予算に計上したアウガの不動産鑑定評価業務を実施後、土地取得交渉を地権者らと行う。17年秋ごろのリニューアルオープンを目指す。
 青森駅周辺整備については、2月中旬に示した東西自由通路などの先行整備案を基にJR東日本、県と基本協定を結び、新年度に事業に着手する方針。


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2016年03月09日水曜日


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