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「いわて南部地粉そば」独自技術で風味長持ち

川喜と岩手大が開発した「いわて南部地粉そば」

 岩手県釜石市の製麺会社「川喜」が岩手大と共同開発した無添加生そば「いわて南部地粉そば」が、2015年度優良ふるさと食品中央コンクール新技術開発部門で、最高賞の農林水産大臣賞を受賞した。3日ほどだった生そばの賞味期限を独自の殺菌技術で10日ほどに延ばした。
 岩手大の三浦靖教授(食品化学工学)と12年に共同研究を始めた。高温の窒素ガスでそば粉に付着した微生物を殺菌する技術を開発した。
 生そばは長期保存のためエタノールを生地に練り込むが、アルコール臭で風味が劣化する。南部地粉そばは、新技術によって風味を落とさずに長期保存が可能になった。
 川喜は1949年創業。89年から関東圏のスーパーや百貨店を中心に、生そばを販売してきた。東日本大震災の津波被害は免れたが、被災直後は受注が激減したという。
 同社の川端實会長(68)は「添加物を使わない商品が求められていた。手打ちそばの味を再現でき、多くの人に満足してもらえると思う」と手応えを語る。
 野田武則釜石市長は「そば粉の栽培から販売まで手掛ける川喜はまさに釜石のそば屋。とにかく食べてほしい」と話した。


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2016年03月09日水曜日


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