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<全町避難>大熊町、復興拠点でイチゴ栽培

 東京電力福島第1原発事故で全町避難が続く福島県大熊町は新年度、復興拠点の大川原地区でイチゴ栽培の植物工場を建設する。施設整備費13億2200万円を盛り込んだ新年度一般会計当初予算案を、8日開会した町議会3月定例会に提出した。
 工場は栽培面積2万平方メートルで、国の福島再生加速化交付金を活用。太陽光利用の水耕栽培で年間100〜200トンの生産を見込む。11月着工、来年9月完成、10月の栽培開始を計画する。運営は農業法人に委託する。
 町は販路拡大を期待できるとして、当初検討したリーフレタスからイチゴに栽培品目を変更した。渡辺利綱町長は「農業者の帰還、雇用の創出を促し、工場を核にコミュニティー形成を図れる」と話した。
 一般会計当初予算案は過去最高の183億4000万円で、町民の生活再建支援に重点を置いた。
 主な事業は、中間貯蔵施設の用地補償をめぐる事業費60億9700万円、避難に伴う経費など1人当たり年10万円を上限に補助する中間貯蔵施設整備等影響緩和補助金交付事業費12億1900万円など。


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2016年03月09日水曜日


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