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<議長政活費疑惑>オンブズが刑事告発

 宮城県議会議長の安部孝自民党県議(60)=宮城選挙区、5期=が、後援会が負担した集会の費用を自ら支出したように装い、政務活動費(政活費)をだまし取ったとして、仙台市民オンブズマンが9日、詐欺容疑で、安部氏を仙台地検に告発した。地検は告発状を受理するか検討している。
 告発状によると、安部氏の後援会は2013年12月22日、宮城県松島町のホテルで県政報告会と懇親会を開き、会場代として約61万円の領収書を受領。安部氏側は約1カ月後、ホテルに領収書の宛名を「安部孝」に書き換えさせた。
 安部氏は全体の2割は県政報告会分だとして、このうち約12万円を政活費申請し、受け取った。参加者から集めた会費で会場代を支払っていることなどから、オンブズマンは「詐取に当たる」と主張している。
 県議会が09年に策定した政活費に関する手引では、後援会活動に政活費を充てるのは不適当と規定されている。
 仙台市内で記者会見したオンブズマンは「後援会宛ての領収書では政活費が交付されないため、宛名を安部氏に書き換えさせた」と指摘。仮に安部氏が会場代を負担していた場合でも、寄付行為を禁じた公職選挙法に抵触するとしている。
 オンブズマンは9日、後援会の会計責任者を務める安部氏の妻も、後援会宛ての領収書をホテルに返還しており、3年間の領収書保管義務に違反したとして、政治資金規正法違反容疑で地検に告発した。
 安部氏は取材に対し、「前半は自分が主催した県政報告会で、後半は後援会の交流会だった。政活費分と後援会の支出に分けて計上しており、問題はない。詐欺と言われるのは心外だ」と述べ、議長職にとどまる考えを示した。


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2016年03月10日木曜日

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