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<震災5年>戻らぬ人 手掛かり一つでも

行方不明者の手掛かりを探す潜水士ら=9日午前10時30分ごろ、宮城県南三陸町の荒島付近

 東日本大震災から11日で5年を迎えるのを前に宮城海上保安部は9日、宮城県南三陸町の荒島周辺で潜水士による行方不明者の集中捜索を実施した。
 巡視船くりこまの潜水士6人が午前10時から島周辺約1キロを捜索。うねりにさらされる中、水深約10メートルで懸命に探した。約1時間半の活動で、大きな手掛かりは見つからなかった。
 同町志津川で母が行方不明になり、捜索を見守った仙台市の女性(53)は「5年たっても母を思う気持ちは変わらない。捜索してくれた潜水士の皆さんに感謝したい」と語った。
 寺門嘉之潜水班長は「ご家族の皆さんにとっては『もうここには何もない』と分かることも大切だ。要望があれば、これからも続けていく」と話した。
 宮城海保によると、宮城県内での潜水による捜索は震災後494回目。


2016年03月10日木曜日


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