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津波被災のパークゴルフ練習場手作り整備

自ら整地した練習場でパークゴルフを楽しむ会員たち=2月25日、仙台市若林区の広瀬川中河原緑地

 仙台市若林区荒浜にあった市のパークゴルフ場が東日本大震災の津波被害で使えなくなったのを受け、仙台・若林パークゴルフ協会(会員78人)が同区の公園「広瀬川中河原緑地」の一部を練習場として整備した。荒れていた緑地の一角を地ならしし、高齢者の運動と交流の場に再生させた。
 寒空の下、会員たちが毎日のように練習場に集まり、クラブを振る。ボールが穴に吸い込まれると「ナイスイン」と元気な声が飛ぶ。
 新練習場は、国道4号バイパスに架かる千代大橋の北東側たもとにある緑地2.8ヘクタールのうち0.8ヘクタール部分。
 協会によると、荒浜にあったパークゴルフ場は市内唯一の本格施設だった。震災で失った活動場所の代替地として、同じ若林区にある広瀬川中河原緑地に着目し、パークゴルフ場への活用を市に要望した。
 一般市民も利用できることを条件に2014年10月、市の了承を得て整備に着手。雑草が生い茂り地面もでこぼこだったため、50〜80代の会員の大半が除草や整地作業に加わり、15年5月に全9ホールのコースが完成した。
 平日を中心に会員10人前後がプレーしている。協会事務局長の結城正芳さん(69)は「健康づくりに励み、交流も楽しめる場を多くの人が求めていた」と語る。前事務局長の飯野正彦さん(78)も「区内には被災による避難生活で運動不足になった高齢者も多い」と言い、練習場の活用を呼び掛ける。
 荒浜のパークゴルフ場は市が今秋にも復旧させる予定。協会はその後も、気軽に技術を磨ける場として引き続き練習場を利用する。
 練習場は利用無料。特に必要な手続きはない。連絡先は結城さん090(9634)1262。


2016年03月10日木曜日

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