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<楽天>遊撃手争い激化 4選手懸命

遊撃の定位置を争い、ノックを受ける(左奥から)吉持、哲朗、茂木=9日、静岡市

 東北楽天の正遊撃手争いが激化している。哲朗、吉持亮汰(大商大)、茂木栄五郎(早大)といった若手がしのぎを削る中、8日に1軍合流したベテラン後藤光尊が即結果を出して一気に争いのトップに躍り出た。開幕まであと約2週間、4選手とも残り少ないオープン戦でアピールしようと懸命だ。
 8日のヤクルトとのオープン戦。後藤は「7番・遊撃」で先発出場し、同点の五回に勝ち越しの2点中前打を放つなど、3打数2安打3打点の活躍。「やっぱり試合に出たいし、レギュラーを取りたい気持ちが強い」と話した。
 後藤は昨季、117試合に出場、98安打、9本塁打、42打点、打率2割3分7厘の成績を残した。また、遊撃手としてチーム最多の63試合に先発出場した。「去年規定(打席)に立ったが、シーズンを通しての課題があった」と今季は1月から例年以上に体を早めに仕上げ、2軍キャンプでは内野全位置での守備練習や打ち込み練習を徹底的に行ったという。37歳の正遊撃手は12球団で最年長だが、「年齢は意識していない」と衰えを感じさせない。
 高卒7年目の哲朗は昨季、62試合に出場し、37安打、1本塁打、8打点、打率2割2分の成績。当初遊撃の最有力候補と目されていたものの、打撃不振が続いていた。それでも、途中出場した8日の試合で6試合ぶりに安打を放ち、浮上のきっかけをつかみつつある。「自分に気合を入れて臨んだ。今後はさらに結果を求めてプレーしないといけない」と危機感をあらわにする。
 新人では吉持が俊足と守備力、茂木が打撃力とそれぞれの持ち味を発揮して生き残りに必死だ。吉持は「(定位置争いは)激しい戦いだが、自分は自分なりに持ち味を出せれば」、茂木は「意識はしていない。アピールの機会を頂いているので、一試合一試合全力でやる」と目の前の試合に集中する。
 梨田昌孝監督は「後藤は経験もあるだけに、(1軍合流で)また競争は激しくなる。いい競争をしてもらえれば」と切磋琢磨(せっさたくま)を期待している。(浦響子)


2016年03月10日木曜日


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