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<復興祈念公園>「石巻南浜」21年春完成へ

復興祈念公園の完成予想図

 石巻市南浜地区に県と市が整備する東日本大震災の復興祈念公園について、有識者委員会は9日、仙台市内で会合を開き、追悼の場などの配置を盛り込んだ基本設計をまとめた。名称は「石巻南浜津波復興祈念公園」と定めた。新年度に実施設計に着手し、一部で整備工事も始める。完成は2021年3月の予定。
 名称は、県内最大の被災地「石巻」と地区名「南浜」を採用。同地区は隣接する門脇地区と合わせ、死亡した389人と行方不明の150人が犠牲になった。
 面積は約38.8ヘクタールで、中心部に約2800平方メートルの円形の追悼の広場を整備。3000人規模の式典ができるという。広場の北側隣接地にはビジターセンターとなる中核的施設を置く。
 中心部の近くに震災伝承活動の受け皿となる場を用意し、門脇地区の「がんばろう!石巻」の看板や震災伝承施設「南浜つなぐ館」の機能を移設する。
 公園の東部には高さ10メートルの避難築山を造成。西部には野球やサッカーなどができる三つの多目的広場を配置、海岸沿いを中心に松原を再生する。
 約4.4ヘクタールの池と湿地を設け、市街化される前の地区の風景を復元。震災前の街路を残し、郵便局などの公共施設跡地に休憩所を設けて目印を付け、生活の痕跡を示す。来訪者が巡れるよう園路でつなぐ。
 委員長の涌井史郎東京都市大教授は「市民と議論し、教訓伝承や自然との共生、鎮魂を一つにしたデザインになった。造って終わりではなく未来を築く役割も果たしてほしい」と話した。


2016年03月10日木曜日

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