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看護学生の修学貸付金返還 12億円未処理

 宮城県は10日、1984〜2007年度に修学資金を貸し付けた看護学生の卒業後の就業状況や住所などの確認を怠り、返還や返還免除など手続きの未処理があったと発表した。未処理は1474人、貸付総額は計12億5000万円に上る。
 11年に県外で同様の事案が発覚し確認した結果、就業状況不明の卒業生が多数いることが分かった。本人や保護者の住所が判明した卒業生には就業状況を確認するなど手続きを進めるが、279人(2億5000万円)は現住所が不明。住所が分かっても、返還義務の時効が成立する可能性があるという。
 県は24年間で3542人に27億7500万円を貸与。2068人(15億2500万円)からは申請があり手続きが決定したが、1474人からは申請がなく県も確認していなかった。
 県医療整備課は「当時は制度を活用する学生が多かったため、十分に確認できなかった。再発防止に努める」と陳謝した。
 修学資金貸付制度は看護師らの県内定着を図るのが目的。保健師、助産師、看護師の学校に通う学生に月3万6000円、准看護師学校の学生には月2万1000円を貸し付ける。
 卒業後1年以内に資格を得て、県内の対象医療機関で5年間働けば返還免除される。県は、本人からの申請に基づき免除か猶予、返還を決める。


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2016年03月11日金曜日


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