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<震災5年>風化を実感 宮城県民7割超

 東日本大震災から5年が経過し、宮城県民の7割以上が被災記憶の風化を実感していることが10日、県が発表した県民意識調査結果で分かった。復興が進んでいると感じる県民は3割未満にとどまった。
 記憶の風化について「進んでいる」は23.8%。「やや進んでいる」の48.7%と合わせ72.5%に上った。「あまり進んでいない」(13.8%)「進んでいない」(6.0%)の計19.8%を大幅に上回った。
 風化を実感する時や場面(複数回答)は「新聞やテレビなどでの取り上げ方」が30.2%でトップ。「自分自身の意識」(28.0%)「ボランティアなど被災地への支援の減少」(14.2%)と続いた。
 風化の防止に向けて強化すべき取り組み(複数回答)として、順に「広報誌などの印刷物の発行」(22.6%)「全国公共施設などでのポスター掲示」(20.5%)「県外でのイベント開催」(16.6%)が挙がった。
 県民意識調査は2012年に開始し、4回目。震災から5年を機に、初めて風化に関する質問を設けた。
 毎年調査する質問では、復旧・復興が「進んでいる」(6.3%)「やや進んでいる」(22.0%)は計28.3%。前年度より7.6ポイント改善した。「遅れている」(24.5%)「やや遅れている」(21.0%)は45.5%で、初めて50%を下回った。
 施策別の満足度で「満足」「やや満足」が最も多かったのは「未来を担う子どもたちへの支援」で47.6%。逆に「不満」「やや不満」が最多だったのは「海岸、河川などの県土保全」(28.2%)だった。
 調査は昨年12月、県内の20歳以上の男女4000人を対象に行った。1911人から回答があり、回収率は47.8%。


2016年03月11日金曜日


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