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<震災5年>もっとそばに きっとそばへ

あの日から5年。旧中野小跡地の慰霊碑前には朝早くから人々が訪れ、手を合わせた=11日午前6時45分ごろ、仙台市宮城野区蒲生

 多くの命と平穏な暮らしを奪った東日本大震災から11日で5年の節目を迎えた。津波が家々を流した太平洋沿岸では早朝から遺族らが鎮魂の思いをささげた。
 仙台市宮城野区蒲生の旧中野小跡地では、地元住民らが慰霊碑の前で犠牲者をしのんだ。同区白鳥の無職加藤昭さん(65)は「散歩の途中に折を見て手を合わせています」と話した。
 太白区の男性会社員(42)は同僚が犠牲になった若林区荒浜の職場跡地を訪れ、「亡くなった人の分まで頑張って生きます」と誓い、花を手向けた。
 名取市閖上の友人を失った太白区の会社員日下敞之さん(73)は、閖上の日和山で「みんな元気でいますよ」と慰霊碑に語り掛けた。閖上はかさ上げが進む。「だいぶ風景も変わった」としみじみと語った。
 仙台市などでは地震発生の午後2時46分に合わせて追悼の式典や催しを実施。亡き人に向けて風船を飛ばすなどして、冥福を祈る。


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2016年03月11日金曜日

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