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<全町避難>双葉駅西地区 国が本格除染へ

 環境省は新年度、東京電力福島第1原発事故に伴い全町避難が続く福島県双葉町で、帰還困難区域にあるJR双葉駅西地区の市街地約40ヘクタールを除染する。帰還困難区域での面的な除染は大熊町下野上地区(約95ヘクタール)に次いで2カ所目となる。
 環境省によると、駅西地区は空間放射線量がおおむね毎時1〜2マイクロシーベルトと、帰還困難区域では比較的低い。今後、事前調査や地権者の同意取得を進め、早ければ今夏に除染に着手。新年度内の完了を見込む。
 町は長期ビジョンの中で、駅西地区を復興拠点の新市街地と位置付け、除染実施を要望していた。
 双葉町は96%が帰還困難区域で、津波被害を受けた沿岸部の4%が避難指示解除準備区域になっている。町は、3月末で除染が完了する沿岸部の一部を産業拠点として整備する計画で、新年度一般会計当初予算案に基本設計費など1億900万円を計上した。
 伊沢史朗町長は町議会3月定例会での施政方針演説で「今後は駅西地区と沿岸部を結ぶエリアの面的除染を国に求め、将来の居住空間や各種機能の整備を進めたい」と述べた。


2016年03月11日金曜日

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