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<震災5年>ハワイ漂着の和船 石巻帰還

保存会のメンバーが見守る中、トラックに積み込まれる第2勝丸=11日午後1時45分ごろ

 米ハワイ・オアフ島で昨年4月に発見された宮城県石巻市雄勝町波板の和船「第2勝丸」が11日、宮城県の海洋実習船「宮城丸」で石巻港に戻った。東日本大震災の津波で流され、震災5年の節目での帰還。地域住民らでつくる保存会は、震災を物語る遺物として大切に保存すると誓った。
 ハワイ沖での実習航海を終えた宮城水産高(石巻市)の生徒らを乗せた宮城丸が同港に着岸。第2勝丸はクレーンで陸揚げされた。
 保存会の伊藤武一会長(68)らが、宮城丸の日野浩之船長らに感謝の気持ちを込めて花束を贈呈。第2勝丸の元持ち主・故伊藤恭一さんの次女早苗さん(44)=東松島市=は「夢のよう。多くの関係者に心から感謝したい」と話した。
 第2勝丸は波板地区に運ばれ、帰還を待ち望んでいた住民がカキ汁を振る舞うなどして喜び合った。船は展示公開される予定。


2016年03月12日土曜日


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