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<震災5年>祈り継ぎ 伝え継ぐ

朝日に向かって手をつなぎ黙とうする若者たち。震災犠牲者の鎮魂と被災地の復興を願う=11日午前6時ごろ、宮城県気仙沼市波路上の岩井崎

 祈りをささげた。朝日に照らされた浜で、造成工事の進む港町で、海から遠く離れた街角で。
 5度目の命日。東日本大震災による全国の死者、行方不明者は1万8455人。関連死は3400人を超える。
 時を止めてしまった人と過ごすはずだった日々を思う。表情や声、手のぬくもり。あせない記憶とともに悲しみがよみがえる。
 命だけではない。自宅、仕事、家族との暮らし、進学の機会、古里。人生を彩る多くのものがあの日、するりとこぼれ落ちた。
 一日一日を重ねて訪れた「5年」。子どもたちは成長し、まちの風景は変わった。これまでの月日と、これから先と。再生へ向かう道のりはまだまだ長い。
 復興の一歩は踏み出したばかり。立ち止まってもいい、一緒に行こう。ほらエールが聞こえる。


2016年03月12日土曜日

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