岩手のニュース

<震災5年>防潮堤に300人 手と心つなぐ

防潮堤の上で手をつなぎ、黙とうする住民ら=11日午後2時46分

 東日本大震災の津波で死者と行方不明者合わせて181人を数えた岩手県宮古市田老地区の巨大防潮堤で11日、住民約300人が手をつないで犠牲者に鎮魂の祈りをささげた。
 震災のあった午後2時46分、青空が広がる海に向かって全員で黙とうした。冷たい風が吹く中、家族や友人らと手と手を取り合い、静かに冥福を祈った。
 黙とうの前に、田老一中3年の西川竜斗さん(15)が「私たちは田老の海を愛し、共に生きていきます」と「田老未来宣言」を朗読。参加者全員で校歌を斉唱した。
 田老の家が流され、同市小沢に自宅を再建した無職菅原貢さん(70)は「一日もあの日を忘れたことはない。自分なりに震災を受け止めて、一日一日を大切に生きたい」と話した。


2016年03月12日土曜日


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