岩手のニュース

<震災5年>心の復興こそ真の復興

犠牲者の冥福を祈り献花する遺族=11日午後4時ごろ

 東日本大震災の死者・行方不明者が1700人を超える岩手県陸前高田市は初めて、震災発生日の11日に追悼式を市コミュニティホールで開いた。
 遺族や関係者約1000人が参列した。黙とうの後、戸羽太市長は「復興は町並みや産業の復興だけで達成されるものではなく、心の復興こそが真の復興だ」と式辞を述べた。
 参列者は祭壇に献花し、犠牲者の冥福を祈った。遺族の負担を考え、遺族代表あいさつは行わなかった。津波で姉を亡くした遠野市の小笠原枇杷(びわ)さん(30)は「当時の姉と同じ年になりました。それでも心の中の姉は、ずっと4歳上のままです」と話した。
 陸前高田市は昨年まで、遠方の遺族が参列しやすいよう11日直前の日曜に追悼式を行ってきた。


2016年03月12日土曜日


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